現在、本モジュールではJSONSchemaとPokeDataクラスを_named exports_しているが、それらのモジュールの内、PokeDataクラスを_Default exports_に変更してみるのはどうだろうか。

初めに、本モジュールが提供するクラスは上述のJSONSchemaとPokeDataクラスの二つのみであることを確認してほしい。JSONSchemaは図鑑情報を持つjsonをjsオブジェクトにパースする際に用いるものであり、パーサーのためだけに提供されているクラスである。一方でPokeDataは、jsオブジェクトからPokeDataインスタンスを生成するクラスであり、PokeDataインスタンスを作成する全ての外部モジュールに機能を提供している。

本モジュールはそもそもポケモンの情報を保持するクラスを提供するのが真の目的であって、パーサーがそれらを扱いやすくする機能はオプションとして扱っている。従ってPokeDataクラスを_Default exports_、JSONSchemaクラスを_named exports_と変更することで、本モジュールを読み込む外部モジュールにこれらのクラスの役割を明確にしていくべきではないだろうか。

変更する箇所

本モジュールの変更

変更するファイルはgen3-poke-data/src/index.ts。

変更前

import JSONSchema from './jsonSchema';
import PokeData from './pokeData';
export {JSONSchema, PokeData};

変更後

export {JSONSchema} from './jsonSchema';
export {PokeData as default} from './pokeData';

外部モジュールの変更

export方法の変更により、外部モジュールからのimport方法も変更になる。

変更前

import {PokeData, JSONSchema} from '@mizdra/gen3-poke-data';

変更後

import PokeData, {JSONSchema} from '@mizdra/gen3-poke-data';

参考資料

• ECMAScript 6 modules: the final syntax

dataは意味が曖昧すぎるのでinfoやstats, statusに変更したい。