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PLEX PX-W3U4/Q3U4/W3PE4/Q3PE4 用のFreeBSDドライバ

fbsdpx4 - FreeBSD driver for PLEX PX-W3U4/Q3U4/W3PE4/Q3PE4 ISDB-T/S receivers

FreeNASで録画サーバーを運用したいためにPLEX PX-W3U4/Q3U4/W3PE4/Q3PE4用の非公式版Linuxドライバをfbsdpt3を参考にFreeBSDに移植してみました。
非公式版Linuxドライバのv0.2.1a(90e0a4b30b812e7e5fff4483144f165de8914157)をベースにしています。
Kernel Panicが発生する可能性があります。

Drop時、Syncが外れずに、TS Packetが連続的に消失していることから、usbd_transfer_submitが間に合っていないと推測。
FreebsdのUSB driverの構成では、 callback関数内でDMA bufferの処理をしないと、次の転送ができないため、copyのみでcallback関数を終了し、別ThreadでTS Packetを処理するように変更しましたが、、、
PX-W3U4での結果は

• Freebsd 13.0-Release CPU AMD FX-8800P
  • Dropする(数Drop/30minutes)
• TrueNAS-13.0-U1.1(Freebsd 13.1-Release) CPU Pentium G4600
  • Dropしていない(上記と比べると安定している)

copyのみでsubmitが間に合わないのは、信じ難いが、残りのdeviceの制御等で、処理時間が遅延している可能性が高い(処理能力の可能性が高い)。
Freebsdは、DMAの構成上callbackがネックになり、linuxに比べて、CPUの処理能力が必要。
(CPU AMD FX-8800P+Linux非公式driverはDropしていない)
ext_bufferのoptionを利用してDMA bufferを切り替えれば、改善する可能はあるが、うまく動作していない。
TrueNAS Scaleとか、Dockerとか状況をみると、ext_bufferで動作させるモチベーションはないです。

TrueNAS Coreのjail環境でdriverをcompile後、firmwareとdriverをホスト側にinstallして、jail環境のmirakurun+epgstation+mariadbで動作中

• epgstationのdrop checkを有効にしてみたところ、ErrorとDropが発生していることある
  • 録画終了後に、tsselectでdrop checkを実施するとerrorもdropも未発生。
  • 同一時間、同一チャンネルの非公式linux版で録画したファイルにもnode-aribtsのsampleを利用して、drop checkをすると同じように検出しているので、driverの問題ではなさそう。
  • adaptation_field=2、discontinuity_indicator=1の次のts packet(同一pid)で、node-aribtsは、dropを検出する。
    • tsselectでは上記の場合であってもcontinuity_counterを更新しているが、node-aribtsは、tsPacket.hasData()がtrue(adaptation_fieldの下位1bitが1)の場合のみ更新しており、実装が異なる

対応デバイス

• PX-W3U4
• PX-Q3PE4

インストール

このドライバを使用する前に、ファームウェアを公式ドライバより抽出しインストールを行う必要があります。

1. ファームウェアの抽出とインストール

$ cd fwtool
$ make
$ cd ../fwimage
$ wget http://plex-net.co.jp/plex/pxw3u4/pxw3u4_BDA_ver1x64.zip -O pxw3u4_BDA_ver1x64.zip
$ unzip -oj pxw3u4_BDA_ver1x64.zip pxw3u4_BDA_ver1x64/PXW3U4.sys
$ make
$ sudo make install
$ cd ../

2. ドライバのインストール

$ cd driver
$ make
$ sudo make install

3. ドライバのロード

$ sudo kldload px4.ko

3. 確認

インストールに成功した状態でデバイスが接続されると、/dev/ 以下に px4video* という名前のデバイスファイルが作成されます。

チューナーは、px4video0.0s,px4video0.1s,px4video0.2t,px4video0.3tの順に ISDB-S, ISDB-S, ISDB-T, ISDB-T が割り当てられます。

受信方法

recpt1を使用してTSデータの受信ができます。
努力したＷｉｋｉのrecpt1に、 デバイスファイルを書き換えたrecpt1 (branch fbsdpx4)が利用可能です。